「Costume Detail」日本語版

  • 2013.06.24 Monday
  • 18:36




このブログの端に置いてある洋書の中でも、
すごく気に入っている本のひとつ「Costume Detail」が、
つい先日に日本語に翻訳されていました。


執拗なまでに細かかった英字のメモ書きが全部、日本語に置き換えられている模様。
すごいわ…
(ぽちってみたけれども、私の手元には、まだ日本語版は来ていないので詳細は不明)



ぶっちゃけ、Sincerelyのあんちょこ本のうちの1冊です。
ばらしちゃってどうなの?と思わないでもないですが(笑
本当はきっと基礎知識なのだろうなあ、とも思います。



時代ドレスを作ること、に興味のある方は、
この本を読むときっとすごく勉強になると思います。
とにかく何がすごいって、裏地ひっくり返してイラストで
事細かに納まりが書いてあったりするのです。

全然関係ないけれども、何かこう見ていて、葛飾北斎の魚の絵を思い出します。
謎のあわびの裏側とかを執拗に描いてあったのがどうも忘れられなくて(笑
全然関係ないけれども。

「高慢と偏見(とゾンビ)」

  • 2011.12.12 Monday
  • 10:30

 えーと、「高慢と偏見」と「高慢と偏見とゾンビ」は別の小説です。
別の…というか「高慢と偏見とゾンビ」はパロディ小説にあたるのかな。
ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の文章間にゾンビ要素だけを足した、
不思議な作りのお話。これ原稿料ふつうに貰ってええんか?という感じのw
(8割ぐらい「高慢と偏見」そのまんまらしい)
翻訳で見ても、足したところはとても分かりやすいです。
そこだけB級漫画っぽいというか…日本の扱いめちゃくちゃだし、忍者出てくるし、
エリザベスたちは少林寺でゾンビと戦うし。
しかしこれがアメリカでは大受けだったらしい。日本にも翻訳されたんだものなあw
こういう話が出て受けるあたり、
ジェーン・オースティンってやっぱり英語圏では【誰でも知ってる】お話なんだな、
と変な感慨があります。
ナタリー・ポートマンが映画化権を買ったと帯に書いてあったので、
そのうちにナタリー主演で映画も見れるらしー。
馬鹿馬鹿しくてドレスがいい感じだといいなー(笑


さて、正統派の「高慢と偏見」。
俗物の母と偏屈な父を持つ中流階級の家柄の5人姉妹の次女エリザベスは、
第一印象がすごく感じの悪い高慢な資産家のダーシーとある家のパーティーで知り合う。
最初はものすごく嫌っているのだけど、だんだんと彼のいいところを知り、
自分が偏見に満ちていたことに気づき、
最後は両思いのハッピーエンドになる、という
まあハーレクイン・ロマンスのご先祖のような作りの恋愛小説です。
ジェーン・オースティンの一番有名な小説で何度も映像化され、
最近も映画になったので、筋を知っている方も多いのではないでしょうか。
昔読んだときは非常に退屈で読みきれなかった覚えがあるのだけど、
最近になって読んだら結構面白く読めてびっくりしました。
やっぱりどの小説も、「読む時期」ってあるんだなー。
昔ってとにかく恋愛が絡む小説に興味がなかったしなー。


この中で妙に気になったのは、3女のメアリでした。
出番も少なくて何故彼女がそこにいるのか(4人姉妹でも構わないんじゃないかと思われる)
よく分からないようなキャラなのだけど、
彼女だけが、家族の中で非常に異質で孤独だと感じて、気になるのです。


主人公のエリザベスは、気が強くて言いたいことをはっきり言うタイプの生き生きした女性で、
父親のお気に入り。
長女のジェーンは誰もが好感を持つ、温和で優しい女らしい美人で、エリザベスと仲良し。
4女のキティと5女のリディアは、ミーハーで男の人の気を引くことしか考えていないタイプで
母親と気が合っている様子。
そのなかでメアリは、読書家でピアノを弾いて自分のことをインテリだと思っているのだけど、
そのくせ、話は紋切り型で独創性がなく、つまらないウンチクを長々語って相手をうんざりさせるタイプみたい。
自己評価が高いのに、どうも周りの評価が見合っていないというか…
つくづくコミュニケーションが下手なKYタイプのようです。
物語の終わりで、他の4人姉妹はそれぞれ、相手を見つけたりそれなりに変化を見せるのですが、
メアリだけが全く変わらないままでした。わが道を行くというか、ずっとほったらかしにされている。
父親にも母親にも、作者にも。


自分が5人の中で誰に近いかといわれれば、私ならメアリかなーと思ってしまったので、
彼女の何も起こらなさが非常に気になってしまったのでした。
「本を読む女性」「学ぶ女性」にプラスイメージを付けられていないのがどうも変な感じがするのですよね。
作者が自己投影するのは本来、彼女じゃないのかなー、と。
若草物語のジョーも、赤毛のアンも、あしながおじさんのジュディも、
みんな本を読み勉強し、そして物語を作り出す女性だったのに。


ジェーン・オースティンは活躍した時代がだいぶ前の世代でそして
発表当時から現代に至るまでずっと女性たちに読まれてきた小説家なので、
ジョーを描いたオルコットも、アンを描いたモンゴメリも、ウェブスターもきっと読んでいた筈。
そして、誰よりブロンテ姉妹も。
伝記などを読む限り、どうも他人とあまり上手に接することの出来なかったらしい彼女たちは、
メアリのことをどう思ったんだろう。彼女に思い入れたり、
彼女を全然評価しないエリザベスたちにイライラしたりしなかったんだろうか。
ある意味、オースティンに冷遇されたメアリを主人公にしたのが後世の少女文学だったりしないのかな。
読み終わったあと、つくづくとそんなことを考えたのでした。

--------------------------------------------
しばらく風邪を引き込んでおりました。
どうもこのところ毎日の気温の差が激しすぎて堪えますね。
皆様もどうぞお気をつけて。

「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」村岡恵理

  • 2011.09.06 Tuesday
  • 22:50
 戦前戦後を通じて「赤毛のアン」他たくさんの少女文学を日本に紹介された翻訳者、
村岡花子女史の一生記。
著者はお孫さんに当たる方です。
つい先ごろに新潮文庫に入り、本屋さんで見かけて購入しましたが、
単行本の発行は2008年とのことでしたので、
「アン誕生100周年」を記念して出版されたもののようです。

まだ、全部読めていないのですが、
作者の伝記のみならず、翻訳者の伝記もまた、非常に興味深いのだなあ、と
しみじみと嬉しく読んでいます。

私は、「可愛いエミリー」のシリーズを中学の時分に読み、
ある種エミリーの背中を追いかけるように、とても影響を受けて育ったと思うのですが、
そのあとがきに「東京大森の夫亡き寂しい家で」とあったのを、読みながら思い出し、
この本の中身と、中学生の自分自身とがリンクしているようなそんな不思議な感じを受けました。
(実際には、読んだ時点と、本が出版された時点は大きくずれているのですが)
その亡き夫、村岡氏との面映いような熱烈な恋文も読むことが出来ます。

明治の時代、
カナダ人の宣教師によって建てられたミッション系の女学校での寄宿生活は
厳しい戒律も、華やかな彩りも、
なんだかまるでそのまま、物語の世界のようです。
宣教師の先生方のお写真の素敵なこと!
なるほど、西洋の薫りを存分に受けて育った人だからこそ、
ああいう生き生きとした生活描写が訳せたのか、と。

読みかけの中でことに感銘を受けた一文がありましたので、
記します。「炉辺」(実際は旧字)という本の前書きに書かれた文章の一部になります。


 然し私は『平凡』と言ふ事は強ち恥ではないと思ひます。寧ろ尊いものだとも考えます。
 唯自分の『平凡』が頗る垢抜けのしていない『平凡』である事を悲しみます。
 洗練された『平凡』。それは直ちに非凡に通ずるものであると思っていますから。


今まで、多くの翻訳されたご本を読んでいても、
村岡花子女史その人に強い思いを抱いたことはなくて、
東京大森にある「赤毛のアン記念館 村岡花子文庫」の存在を知ってはいても、
訪れたいと思ったことはなかったのですが、
もしかしたらいつか機会があれば?とちらりと思ったりしています。

「グリーンノウの子供たち」(グリーンノウシリーズ)

  • 2011.02.04 Friday
  • 13:21
 英国児童文学。全6冊。
友人が最近読んで良かったと日記で書いていたのですが、
はるか昔、中学か高校のときに読んだときには全然ぴんと来なくて、
1冊目で挫折たような記憶があり内容を全く覚えていなかったので、
自分も再読してみました。

再読して、今の自分にはとても面白かったのと同時に、
何故昔の自分が挫折したのかが理解できました。
この物語の魅力は非常に細やかな描写で、
イギリスの田舎に立つ古い(どのぐらい古いって1120年に建った石造りの館)
お屋敷とその調度、それとイングリッシュガーデンがとても生き生きと描かれているのですが、
ストーリー自体は、殊に1巻目は
細やかな中にちらちらとさりげなく見え隠れするファンタジックな物語で、
それほど大掛かりに動かないのです。
当時の自分にはひじょーに地味に思えて面白くなかったんだろうなあ…。
今読むと、そのさりげなさがとても心を掴んでくれたのですが。
まるでその家に行けば本当に不思議なことが起こり得るような、そんなある種のリアリティを感じます。
この物語の素敵なところは、
舞台になったお屋敷が今も存在していて、そして公開されているということ。
私は趣味がほんとにヴィクトリアンに偏っていて、中世のイギリス史にとても疎いので、
(1120年だと、アーサー王とエリザベス女王のちょうど中間地点<超大雑把。バイキングなどの跋扈した時代でもあるはず)
今までは古い古い史跡というものにそれほど強い興味を惹かれなかったのですが、
(私の見方は、「ヴィクトリアンの人々は、この更に昔の歴史的な存在をどう感じていたのだろう?」という、偏りまくった見方なのでした)
物語の中でとても近しく感じることが出来たこのお屋敷は、
特別な感慨を持って見ることになるだろうと思います。
ああ、行きたいなあ・・・!

この物語は、古いふるいグリーンノウの屋敷に住む、代々の子どもたちのお話で、
「トムは真夜中の庭で」と同じく「時間」が重要な要素なのですが、
「気の遠くなるような長さを積み重ねられてきた時間」「建物の経た時間」、
時の流れの中で変わるものと変わらないもの、変えずに残していきたいと願うもの、
哀惜と愛情、そんなもので溢れています。
「屋敷と庭」が主人公。そんなお話。

あと、
イギリスの児童文学はどれもこれも「おばあちゃん」がすっごく魅力的です。
憧れるわー。

ベル・エポックのこども図鑑

  • 2010.03.29 Monday
  • 11:22


超可愛い。
先述の「ポスター展」の物販で初見し、
そのあと、普通の本屋さんでも見つけてうきうきと購入しました。
なんだか普通の本屋さんで売ってるのが不思議な感じがしたけど、
よく考えたらこれは洋書ではなくて和書だった…
(といってもカタログの復刻版なので、中身はほとんど横文字ですが)

とにかく可愛い!ヴィクトリアン〜エドワーディアンの時代の、
フランスの百貨店の玩具の通販カタログ(まだパラパラとしかめくってないのでたぶん)なのですが、
一番ときめくのはやはりお人形関連です。
お着替えとか服飾雑貨とかセットになったトランクがもうもう…!
細かい絵柄でびっしりたくさん載っているので、長いこと楽しめそう。
1とあるので、シリーズで続刊が出るのかなー。
子供服の本も出してくれないかなー、と期待期待。
購入して続刊要望のアピールしなくっちゃ。


だいぶ前に出た、



こちらと同系統ですね。
こちらはファッションに特化しています。
これもみていて楽しいです♪

「絵で見るパリモードの歴史 -エレガンスの千年-」アルベール・ロビダ

  • 2010.02.08 Monday
  • 14:16

ものすごく面白かったので、西洋の時代衣装に興味のある方は是非。読んで絶対に損はないと思う本。
最初のうち、作者は現代の人だと思っていて(せいぜい1960年代ぐらいだと)
文中の「現代のファッション」について語っているくだりもさほど違和感なく読んでいたのですが、
あれ?と気づいたら実は、1891年に書かれた本だった。びっくりした。
モードの歴史は何度も何度も何度も何度も繰り返す…。

モード=流行、について語られた本なので、ドレスの形状・アイテム類の移り変わり自体を
主体に語られています。
「自分の好きなファッション」と「自分の気に入らないファッション」の描写の温度差が面白い…
自分の美学を信じて、フランスモード千年の歴史を独断と偏見で熱く熱く語っています。
ヴェルチュガダン>パニエ>クリノリンと系譜をたどることになる特徴的なアンダーウェアへの憎悪が特に顕著w

近代に至るまでは、モード=フランス王宮での流行になるので
(資料として残っているのがそれしかないのでしょうね)フランスの王宮史がざざっと網羅できます。
歴史上の人物の好き嫌いも読んでいてすごく面白い(笑 好悪が激しいところもフランス人らしい気がします。
マントノン夫人(ルイ14世の後妻)を「陰気」とばっさり切り捨てているところとか。
中世あたりはやはり資料が少ないためか、筆のノリの良さは近代以降が顕著です。
私はせいぜい、ルイ13世以降ぐらいからしかフランス史が分からないので
(それも主に小説やマンガで得た知識)
作者の描く人物像は、読み物としてもなかなか楽しゅうございました。
勉強になるわー。

殊に面白かったのは、
「当節、仮面なしに外出するのは、貴婦人のみならずブルジョア女性にとってもはしたないことである」
16世紀半ばの流行。帽子や手袋のように外出の際の必需品として「仮面」(いわゆる仮面舞踏会で使われるタイプのもの)
があった時期があるとは。
「女国王」「男女王」と当時の風刺文で揶揄されたというアンリ3世のくだりも衝撃的でした。
でもドレスを着ていたってわけではなくて、女性特有だったアクセサリやアイテム(扇子やレースなど)を取り入れ、
ついでに化粧もしていたって話のようなので、女装というよりは、中性志向?
21世紀ならばそれほど違和感のある格好でもないのでしょうけど…。
このへんが16世紀後半の話で、彼が王宮男性のファッションをいっぺんに華やかにしたおかげで、
その後の17世紀の銃士ファッションがあれほど華麗なものになったのだなあ、と感慨深かったです。

19世紀に入ると、書かれているファッションと自分の認識に数年のズレを感じて「あれ?」
と思うことがありました。が、舞台がフランスであるということに思い至って納得。
私の知っている19世紀の服装史はどうしてもイギリス中心なので、
フランスのほうがそれよりも早くモードが発信されているのですね。
さすが、ヨーロッパのモードの中心地。何と言ってもイギリスは島国だからなあ…。

イラストレイターとしても活躍した人とのことで、ふんだんに作者本人の挿画が入っています。
そのため、他所から引っ張ってくるよりも挿画と文章とのリンクが的確です。

あんまり面白かったので、この人の書いた小説も読んでみたいと思いました。
「20世紀の○○」というSF小説(笑)をいくつか書いているようなので。
当時はヴェルヌと並んで人気のあったSF小説家だったのだとか。
残念ながら、現代ではあまり評価されていないようですけども…。


私は図書館で借りて読みましたが、この本は購入して手元に置いておこうと思います。
文庫なので割合気軽に読みやすいのもお勧めー。

「ヴィクトリア朝万華鏡」

  • 2009.12.11 Friday
  • 19:33



19世紀イギリスの絵画を元に、当時の社会の様子を語った本。
ヴィクトリア朝の人気画家たちは、20世紀に入って全く評価されなくなった時期があるらしく、
「フリス」「ランシア」といった大きな作品を残している作家たちの名前も、
私はこの本ではじめて知りました。

「社会風俗」を中心にまとめているので、
風景画、静物画ではなく、人物画中心であり、まずそれが、
衣装研究的にとても面白い。
特筆すべきは「群集肖像画」と呼ばれる絵画です。
「駅」「競馬場」「公園」といった場所でのさまざまな階級の、
さまざまな状況の人々が事細かに描かれていて、本のグラビアではとても見足りない情報量。
レンブラントの「夜警」を想像していただくと雰囲気が分かると思います。
出来ることならどれも本物が見たいなあ…
どこかの美術館で企画してくれないかなあ。

何よりもこの本何がいいって、カラーグラビアがふんだんな点。
見ているだけで楽しいですよーvv

絵画と衣装を関連付けて語った本としては、




こちらの二つもお勧めですv
こちらは、時代ファッションが専門の方が書いているので、
(大好きな京都服飾文化研究財団の、チーフキュレーター)
より深く、衣装について見ることが出来ます。

「虚栄の市」

  • 2009.08.28 Friday
  • 19:08
サッカレーの「虚栄の市」を今読んでいるのですが、
なんというか・・・微妙にヤな人ばっかり出ていて、
ヤなことばっかりしていて、
読み続けたものかどうか迷う本です。
こんな本だと思わなかったー(><)

うーん・・・サドの「悪徳の栄え」のスケール極小版というか・・・。
それほど悪人って訳じゃないけど、
自分さえよければいい騙されるほうが悪いのよって感じの人がメインでたくさん出て来て、
気のいい人が貧乏くじばっかり引くので、読んでいて疲れます。

でも風俗とか面白いのですよねー。(ディケンズと同時代)なので読むのをやめられない。
しかし、女の子(ガヴァネス!)が主人公なのに、
男の人が描くとファッションがひどくおざなりでそこはがっかりです。
やはり当時のドレスや小物の心惹かれる感じは女流作家に限りますね。
次は、やっぱりジェーン・オースティン読もうっと。

ネットで調べてみると、納得。パンチ誌の寄稿者なのですね。
そうそう、パンチの風刺画をそのまま小説にしたような物語です。

「JUNICHI新絵物語集」

  • 2009.03.24 Tuesday
  • 23:52
図書館で借りてきて、久しぶりに中原淳一。
中に載っている作品は、
「若草物語」
「青い鳥」
「愛の妖精」
「パレアナ」
「ステラ・ダラス」
「最後の一葉」
「シンデレラ」
「即興詩人」
「白雪姫」
「家なき子」
「お夏」
文章も抄訳ながら、『ジュニアそれいゆ』らしく上品でいとしいけれども、
・・・・・・とにかく、その挿絵のお洋服の可愛らしさにため息が出る。
いつものファッション画よりも、時代がかって愛らしい服ばかりで、
作ってみたくてもう泣きそうですよ(笑
殊に「若草物語」と、「愛の妖精」と、
それから何にもまして、白雪姫の王妃(!)の衣装の可憐なこと。
淳一の挿絵は、影絵風のがいっとう好きです。白と黒がたまらなく綺麗。


でも淳一デザインはとても身体にフィットしたラインで、
これはやはり採寸して作るしか無理かしら・・・。

「ジェイン・オースティン ファッション」

  • 2009.02.07 Saturday
  • 23:33
久しぶりに、本の感想など。
エンパイアスタイルの勉強をするべく買った本でしたが、予想外に面白かった。
「高慢と偏見」の作者ジェイン・オースティンの書籍と家族への書簡から、
ファッションに関する記述を拾い上げて当時の風俗を覗き見る形の本でしたが、
書籍のなかの衣服の描写を取り上げるのは、「英国児童文学」という括りだったり、ディケンズを中心とした英国文学だったりと、
オースティン以外でも今までも見たことがあったのですが、
今回は書簡のほうがそれはもう細かくてちょっと感動しました。
「誰々さんのレースより私のレースのほうが上等で嬉しかった」とか、
「安いストッキング3足より、質のいいストッキング2足のほうがいい」
「あそこの店で4シリングで手袋を買った。安い割にとても上品に見えていい買い物をしたと思う」
「喪服を新調しないといけないけど、これこれをリメイクしたらいい感じになったので新品を買うのはやめた」とか・・・
なんという地に足が着いたリアルなファッション談義(笑
有名な人気流行小説家のオースティンだからこそ、残っていた手紙の数々。

ファッションが大好きで、
どうやって手持ちのものをうまく使って新しいもののように見せるか、
あの生地を買ったほうがいい、あの流行はとても可笑しい、あの色は貴女には似合わない、あの新しい飾りは素敵だ、どこそこのお店は上手だ。
そんなことを姉妹と夢中になって相談している、
本当に生き生きとした、女性の姿が浮かび上がってきます。

ちょうど今から200年ほども昔の女性なのですけどね。

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